Bohemiaさんのコメント
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       私のマーチンへの憧憬は恐らく皆さんの世代とは若干遅く、いわゆる「ニューミュージック」全盛時代に、思春期を過ごし友達がこぞって”フォークギター”を買って自慢しあってた中学生の頃(’78)に始まります。 
      当時金銭力の全く無い中坊には「モーリス、ヤマハ・・・(2〜3万クラス、勿論親におねだり)」が主流でへたくそなローコード、あるいは痙攣を促すようなバレーコード(これができたら結構自慢!)で当時の千春やアリスを自分なりになりきって弾き語りしたものです。 
      そんな無知で無謀な中坊にもやはりマーチンは特別で、その言葉を聴いただけで訳もわからず興奮を覚えたものです。 
      その感覚が40を過ぎた今でも鮮明に記憶させられてるところがまずこのメーカーの素晴らしいところと自分では思ってます。 
      あれから30年、ライバル各社もこぞってマーチンを研究し、研鑚を積み重ねているでしょうから音質が云々は私にはナンセンスなのです。当時の純粋無垢な感動を手にして古い楽譜を見ながらさらっと一曲流したかったのです。そして・・・・買ってしまいました。 
      買うに当たって、28ならHD−Vも選択肢はあるけど、私には真黒な指盤とブリッジそしてピックガードでなければならなかったのです。 
      理由は自分でも良くわかりませんが私にとっての思い出の個体はそれなのです。 
      となると中古がベスト!程度がそこそこよければ問題なしと決め込んで即断しました。 
      で、音ですが・・・こんなもんでしょう(苦笑)。4年そこそこ引き込まれた代物らしく確かに中低域のボリューム、粒立ちは感じられますが1,2弦の音がね〜。 
      「チリ〜ン、チャリ〜ン」っていわゆる鈴鳴りを期待したのですが・・・。 
      (音質云々はナンセンスとほざいた割には、実際手にすると欲が出る) 
      どなたか高域を育てる方法を教えて下さい!! 
      それでも不満の数より、少年の頃からの”聖域”に入り込めた価値のほうがずっと高いんで精神的に満足しております。故に幸せです。 
      今夜ももへたくそなアルペジオで青春の夢に浸ります。 
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